GLAYの冬と言えばどんな曲を思い浮かべますか?
北海道は『函館』出身の彼らは、さすが、冬にちなんだ曲の表現は格別です。
景色が、音と言葉で、目の前に広がりますよ!
そんなGLAYの冬の代表曲である【Winter,again】
スキー場をはじめ、今でも冬にどこかから聴こえてきます・・・コメダ珈琲とか(笑)
そんな【Winter,again】はわたくしが中学3年の最後の冬にリリースされ、とても印象に残っている曲です。
ぜひ、一度聴いてみてから、デコイチの印象を感じてくれたらうれしいな~(#^^#)
※出典元:youtube ”GLAY公式チャンネル”より引用させていただきました(*^-^*)
目次
【Winter,again】の印象
イントロの始まりからAメロまで・・・
わたくし的に、この曲で一番印象深い部分です。
イントロはTAKUROさんのギターが、静かに、滑らかな音を響かせており、途中から笛(キーボード?)のような音がかぶさり、雪の世界に足を踏み入れた感じがします。
雪を踏む「ミシミシ」っていう音が聞こえてきます。
そして、HISASHIさんのギターが勢いよく入り、一気に↑↑↑
ディレイとピッチのようなエフェクトギターがかき鳴らされ、TERUさんの「Fu~・・・」が寒さを感じさせ、雪の吹きすさぶ銀世界が目の前に急に出現します。
Aメロ~Aサビ直前
音は全体的に静かで、JIROさんのベースが低く響き、TAKUROさんのギターがジャズっぽい音を奏で、時折吹く冷たい風を感じます。
無口な人息は白く、歴史の深い手に惹かれて・・・
寒くて口を開けるのも辛く、でも呼吸はしているため白い息が漏れる光景が浮かびます。
寒い時は、息すると体内が冷えるので、億劫な気持がすごい分かります。
そんな状態であるけど、自身の中でどうしても辿り着かなければならない場所がある・・・そんな心情なのでしょうか。
幼い日の帰り道、凛と鳴る雪路を急ぐ
これはGLAYのメンバーの幼少時代を映していると感じます。
生まれ育った場所は雪景色の街で、銀色に輝いている雪道を走る光景が・・・
「凛と鳴る」はわたくし的には「雪の落ちる音」をイメージします。
音などしないと言われるかも知れませんが、よ~く耳をすますと「シトシト」聞こえます。
街灯の下ひらひらと、凍える頬に舞い散る雪・・・
雪は街灯に照らされハッキリと見えます。
冷たいほっぺに雪が舞い散る、ポツポツと・・・すごく寒さがストレートに伝わる歌詞ですね。
街灯の下で雪に降られながら、誰かを待っていました。
目を閉じれば昔のまま厳しくも降り、強く生きてく者よ
昔から変わることのない強く降る雪、その中でも力強く生きている函館の人々を感じます。
Aサビ~Bメロ直前
JIROさんのベースが刻み、大胆ながら幻想的なHISASHIさんのギターが吹雪いてる中、TAKUROさんのギターが奏でる、これが面白いくらい吹雪く雪国を連想させます。
いつか二人で行きたいね、雪が積もる頃に・・・
上京した、もしくはそれ以外の理由故郷から離れてしまった人の想い。
とにかく、自分の大切な人と一緒に、あの雪を踏みしめたいという想いが伝わってきます。
GLAY本人たちの気持ちも、うまく取り入れていると感じます。
生まれた街のあの白さを、あなたにも見せたい・・・
自分の大切な人に、自身の故郷を見せてあげたいと思うのは当然の気持ちですよね。
わたくしはど田舎のため、そういう見せるようなものはありませんが(笑)、一面の銀世界を見せてあげたいという気持ちは同感です。
雪とあまり縁がないところの人は、すごく感動すると思います。
逢いたいから恋しくて、あなたを想うほど・・・(wow・・・)
逢いたくても逢えないもどかしさ、辛さ、悔しさが「wo・・・」のTERUさんの声に籠っています。
「胸が苦しい」とは、こういうことなんでしょうね。。
寒い夜は未だ胸の奥、鐘の音が聞こえる
逢えない状況が続き、まだ銀世界を踏みしめることができていない。
いつか一緒に行きたいと想い続けており、それまで寂しい気持ちが続きます。
その無常さを、鐘の音という存在で表現されています。
寒い中、空を見上げ逢いたい人を想い、どこからともなく鐘の音が響いてくる・・・なんとも言えない光景が浮かびます・・・
Bメロ~Bサビ直前
のしかかる雲を見上げて時の速さの流れに問う「誰もが抱く悲しみの終着駅は何所にあるのか」
雪の降る日は、空には重い雲が浮かんでいます。
「のしかかる」というのは、おそらく心にかかっている苦しい思いを表現しているんじゃないかなと思います。
逢えないまま、どのくらいの時間が過ぎたか分からない・・・それほど相手を思っていたということ。
その中で、人の悲しみはどこへ行くのか、どこまで続くのか、不明確だが早くこの悲しみから解放されたいという気持ちもあるのだと思います。
わたくしも、辛く悲しい思いがいつまで続くのか、不安に思うことは多々あります・・・
終着駅とは、なかなかうまい表現見つけましたね。
陽だまり暮れる坂道で”若さの幻”と出逢い、『元気です』の一言に、懐かしさよりも戸惑い立ち止まる・・・
この”若さの幻”とは一体誰なのか、めっさ考えました。
”懐かしさ”とあるので、おそらく自分自身だと思いますが、二通り考えてみました。
もし、自分の過去であれば、心が落ち着かない状態の前に現れ、「当時の自分は元気でいるのに、何で落ち込んでいるんだ? そんなのは自分じゃない!!」という、励ましの言葉をかけに来たんだと思います。
また、大切に想う相手の過去であれば、「わたしはずーっと元気だよ!だから心配しないで、待っていて!必ず一緒になろうね!!」のような安心感を与えるために来たんだと思います。
どちらにしても、不安に駆られ寂しさに溺れている自分への言葉が頭の中で渦巻いている状態だと思います。
Bサビ~ソロ直前
過ぎ去りし世に揺れる華遠くを見つめていた、冷たい風にさらされた愛はあの日から動けないと・・・
この”華”は「花」と「大切な人」との意味合いがあると、個人的に感じます。
ただ、動くことのできない、逢うことのできない存在は、ただ、その場所で佇むことしかできず、自身の想いを伝えられず遠くを見つめるしかできなかったという、もどかしい状況だと感じます。。
そこで、冷たい風という冬の町特有の表現が一層煽っていますが、いろんな事情で逢うことができないことを表しており、二人の愛も、離れた時のまま、先に進むことができていないという、これまたもどかしいですね~。。
逢いたいから、逢えない夜には、あなたを想うほど・・・(wow・・・)
逢いたいから、逢えない夜にはあなたを想うほど・・・胸が苦しくなります。
ほんとうにこの主人公は、相手のことを深く想っていたんだなーと感じます。
これだけ愛することができたら、自分も相手も、まさに”幸せ”ですね。
想い出には二人が歩いた足跡を残して・・・
「想い出には二人の足跡を残して」という表現は、素晴らしいの一言です。
過去に歩んできた軌跡は、二人の中に確実に刻まれているという事実を頼りに、いつかきっと出逢えるという想いを持ち続けるモチベーションになります。
想い出に”ある”ではなくて”残す”というのは、TAKUROさんらしく、カッコイイ言い回しだと感じます。
ソロ直前
ここはギターソロの前置きとして、サビから一転、静かな音になっています。
降り続く白い雪は心模様・・・そっと滔々と白い雪は、無常なる人の世を全て許すように降り続いて行く
心は滔々と降っている白い雪のように”白くまっさら”であるという、どんどん心が埋め尽くされる・・・
「滔々」とは”勢いよく”という意味で、どんどん降り積もっていく雪を悲しさと比喩し、もどかしい自分に、無常にも降り続けているというイメージができます。
その、悲しい状態が、見事に表現されていますね。
ギターソロ
メインはTAKUROさんで、深く積もっている雪と、吹雪いている風景を表現するような、激しいソロです。
後のHISASHIさんのバッキングとキレイに重なっており、吹雪く雪景色が広がります。
ラストサビ
AサビとBサビの合わせ技です。
特に、最後のTERUさんの1オクターブ上がる叫びが、すごく印象的で、激しく、声で想いが強く伝わってきます。
わたくしにとっての印象
はじめてこの曲を聴いたのが、確かラジオだったかなー
レディオファクトリー?レディオコミュニケーション?どっちだったか忘れましたが、ラジオで流れて、慌ててMDに録音した気がします…
それから「カウントダウンTV」でテレビオンエアし、2月3日リリースとなりました。
今でも色褪せることなく、カラオケの定番と化しています、わたくしのね!
2012年に再録音もされて、全部で3種類のバージョンが存在する【Winter,again】
ぜひ、聴いたことないよって言う人がいたら聞いてみて下さい!
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