これは非常に思い入れが深い曲となります。
2001年11月28日にリリースされた6枚目のアルバム《ONE LOVE》の14曲目に収録された曲です。
歌詞の中の「君」はTAKUROの祖母なんです。
そして、まさかの日本赤十字「はたちの献血キャンペーン」CMソングにもなった曲なんです。
懐かしいぞ!
目次
【君がみつめた海】の印象
《ONE LOVE》のリリースされた年は高校3年の冬で、いわゆる“追い込み”の時期でした!
そこで、このアルバムはわたくしの受験勉強のお供となりました。
その中でも印象的で、8割コレなんじゃないかと言うくらい聴いた【君がみつめた海】なのです!
イントロ
イントロがめっさ印象深い。
まず、ギターのフェードインから入り、HISASHIさんのチャイナちっくな音とフレーズが刻まれます。
何のエフェクトだろうか、ちょっと揺れてるからビブラート系かな~
音としては、まさに“青い海”が一面に広がるイメージ!
ただ不思議な音階なんですよね~、チャイナちっく。
そして極めつけが、TERUさんの『woo~』の継続連呼!
これめっさ聴きました。
何も言葉は発していないのに、訴えかけてくるものがあります!
うちの壁づたいに、この声だけが壁無視して聴こえてくるくらい、透き通った声です!
カラオケでも裏声で何度も歌ったなー。
1番Aメロ
So long 今君がここにいたら、wow きっと喜んでくれただろう
TAKUROさんのギターとJIROさんのベースが刻々と刻まれている中、安定のTOSHIさんです。
「今ここにいたら、きっと喜んでくれた」と言ってるから、既にいないのだと思います。。
So longと言っているので、軽い“またね”との表現で、「いつも自分の胸の中にいるから、すぐまた会えるよ!」という自分への言い聞かせにも聞こえます。
おばあちゃんが喜んでくれたであろう、ソレを見せられなかった心残りを押し潰すように…
1番Bメロ
ここでようやくHISASHIさんのギターがインします!
曲調も、まくし立てるような雰囲気になっています。
夢見がちな瞳(め)は美しく、戦う事より潔く、清らかささえそのままに、君と歩いていた夏の日
おばあちゃんの瞳は清らかに澄んでおり、何か光るものを見ていた…
その光とはおそらくTAKUROさんのことで、光のような存在の孫と一緒に、同じ時間を過ごせることが幸せだったのだと思います。
だからこそ、清らかな瞳になったと、わたくしは感じます。
1番サビ
HISASHIさんのギターが、トリッキーな音を出すので、余計にチャイナちっくな…アジアンちっくな?(笑)
わたくしの大好きな“キャラメル”のような音もちょこっと感じます。
君が見つめた海は、帰れない日々の真昼
君がみつめた海というのは、自身の行く道“空”いていたのかなと感じるフレーズ!
もう先は長くないと悟ったのか、すごく満面の笑みを浮かべている光景が浮かびます。
時は彼女の命まぶしいほどに輝かせて
TAKURO本人も当時感じていたのかな、一緒にいる時間のおばあちゃんは残り僅かな命だと悟っており、より自身の人生の価値を高めようとしている・・・
そんな彼女は、人生の”灯”を煌々とたきつけているようです(*^^*)
君が残したものは、終わらない夏の陰り
そうは言っても、やはり自分の孫はもとより、家族や友人と離れ離れになるのが寂しいと感じている・・・そんな気持ちを「陰り」と表しているのかな~
時よ彼女の命奪わないで、あと少しだけ・・・
おばあちゃんもそう、TAKUROさんも家族もそう、みんなずーっと一緒に居たいっていう想いが伝わってきます・・・
もう少しだけ、わずかでもいいから、一緒にいたい・・・切ない・・・(/_;)
2番Aメロ
So long 君にもし羽があれば、wow どこへでも連れてゆけるのに
時間がない!!
その限られた時間の中で、もっといろんなところへ、景色へ連れて行ってあげたい&一緒に行きたい・・・素直な気持ちです。
羽があれば、普段見ることのできない景色にも踏み入れることができ、人生のスパイスとして、楽しめるのにな~と、いつも思っています(:_;)
2番Bメロ
歌声は永遠にゆるがなく人々と共に歩むけど、僕だけが夏を追いこして、君だけがいつも微笑んでた
人の声は、時が経っても語り継がれるもの。
いつ聴いても、声は当時のまま聴ける技術が現代にはある。
しかし、どんな技術も「人の記憶」には敵わず、聴く人の命が尽きるまでその人の中にあり続けます( ◠‿◠ )
そして、この”夏”というのは”おばあちゃんの余命”のことなんじゃないかなと思います。
TAKUROさんは、おばあちゃんの余命をある程度予感して焦っていたけど、当の本人はそんなことよりも、孫と、家族と一緒にいる時間を精一杯幸せを感じていたいという気持ちだと感じます(”_”)
どっちの気持ちも分かりますね~(ノД`)・゜・。
2番サビ
急に疲れた顔で座りこむ春の嵐、無理に大丈夫だよって震える肩が悲しかった
泣けるぜ、このフレーズ(;O;)
「春の嵐」というのは、台風のように元気いっぱいの嵐で、勢いがあり、一生懸命幸せに人生のを最後まで歩んでいる「おばあちゃん」のようです。
それが急に弱ってしまって、動くこともままならなくなってしまう光景が浮かぶ・・・
君が愛した場所は、はるかなるあのまほろば。いつか連れてってくれた、丘を越え見てたかがり火を
”まほろば”っていったい何だろうと思いながらずーっと聴いてきました!
アニメの「ヤマトタケル」に「まほろば様」っていうキャラがいた記憶があります(すみません、関係全くありませんでしたね(^-^;)
調べてみると『素晴らしい場所』とか『住みやすい場所』という意味でした(‘_’)
”まほろば”はロッジのような別荘!?それともそういうカフェのようなものかな~
丘を越え見えるかがり火というと、キャンプのようなロッジを思い浮かべます、デコイチは(@_@)
しかし、デコイチ的には「家族そのもの」なんじゃないかな~と思います!
”かがり火”というのは家族の愛情を表しており、”連れてってくれた”というのは愛情に触れさせてくれた・・・つまり、家族は世界で最も愛してくれる存在なんだよと気づかせてくれたということなんだと感じます(*^-^*)
2番サビ直後~ギターソロ
ここはTAKUROさんが珍しくメインで歌っている部分です!
だからか、すごく声に感情が乗っていて、呼吸の仕方も、曲調と歌詞にすごく合っていると感じます!
男前な声です(笑)
”息”を吸いこむように君の事大事にしてたから
呼吸をしなければ人は生きていけません!
つまり、「一生呼吸するように、ずーっと大事にしていたよ」っていう、もう人冥利に尽きるとはこのことです( ◠‿◠ )
おばあちゃんは、さぞ幸せでしょう(*^^*)
君のいない右どなりを、不思議な感覚で見つめてる
いつも傍にいたのに、今はもういない・・・上までの歌詞は「生きていた頃」を思い出していたんですね。。
いつも傍にいたから、「なぜいないんだろう?」という違和感と同時に、受け入れられない自身の心も現れているように感じます(;_;)
たとえ君がそばにいなくても、たとえ君がそばにいても
このフレーズは、「目で見えなくても・・・」ということだと、デコイチは思います。
目で見えていようがいまいが、自分の中には常に存在している。
だから決して悲しくない、寂しくないと、言い聞かせているように聞こえます!
ギターソロ
HISASHIさんおなじみの「三連符」があります!
最後の「チャチャチャチャッチャッ チャッチャッチャ~~~」の赤い部分は下がってから上がっているのすが、ココがチャイナ風味です(^^♪
デコイチはここのフレーズがめっさ大好きなんです(#^^#)
ギターでも意味もなく弾いたりしてます(笑)
ラストサビ
君が見つめた海は帰れない日々の真昼、時は彼女の命、まぶしいほどに輝かせて
ココからは1番と2番のサビがクロスしています!!
このフレー部分は、HISASHIのギターがストロークではなくて、単音を弾いており、低い音が響いてきます(@_@)
君が残したものは終わらない夏の陰り。時よ、彼女の命奪わないであと少しだけ・・・
君が愛した場所ははるかなるあのまほろば。いつか連れてってくれた 丘を越え見てたかがり火を・・・
ここはラストということで、全楽器がまくしたてます!
とくにギターは二人ともストロークのバッキングで、一気に終わりまで行きます(^^♪
TAKUROさんが後ろで何かコーラスしているのですが、TERUさんとは違うフレーズで何と言っているのか聴き取れませんが、すごく合っています(*^^*)
分かる方いたら、ぜひ教えてください(^_-)-☆
寂しくも前向きな曲
タイトルと曲調では、「すごく清々しく、爽やかな夏の歌」というイメージがを最初持っていました(*^-^*)
確かに清々しいけど、今は亡き大切な人との想い出を曲として表現していました。。
フレーズが一言一言、重みがあり、凛々しく、曲調にも合っている・・・そんな歌詞が書けるというのは、TAKUROのすごいところだと、23年感じております(^^♪
この曲をまだ聴いたことないという方がいたら、ぜひ聴いてみて下さいね(^_-)-☆
コレはアルバム《ONE LOVE》にしか入っていないので、ぜひ聴いてみてね~(^^♪
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